Hospital Up Diary

医療事務のホスピタリティー向上委員会

【健康保険証】って何?病院に行くときにいるのは知ってるけど、いまさら聞けないよね。






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聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

病院に行くときには健康保険証を窓口で見せるという儀式が必ずありますよね。私も毎月提示して煩わしいな~と思いながら、受付を済ませます。こないだ見せたばっかじゃん!と思いつつ、そもそも健康保険証で何を確認しているんだろう?とふっと疑問に感じる事があります。だいたい免許証と一緒に財布に入れていますが、保険証の役割について、いまさら恥ずかしくて聞けないという方も少なくないと思います。

 

700円の行方を知れば、すべてが分かる!

 

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医療のお金の流れ

病院にかかったときのお金の流れです。1000円の診療を受けた場合、患者負担300円になります(3割負担)。残りの700円はどこに消えていくのでしょうか?答えは【保険者】が支払いをします。皆さんは加入している【保険者】に一定の保険料を毎月納めています。加入者全体の積立金から700円を支払っている訳ですね。このようなシステムを【健康保険制度】と言います。ちょっと小難しいですが、このシステムのおかげで日本の医療費は個人負担が少なく済みます。非常に病院へアクセスしやすい環境ですね('◇')ゞ

 

保険証の役割とは

保険証には「保険者番号」と「記号・番号」が記載されています。このコードを利用して病院は残りの700円を各保険者へ請求をします。なので、保険証がなければ残り700円の支払い先がないことになり、患者さんが1000円満額支払うことになります。語弊がありますが、保険証は医療の割引券的な役割があるんですね。病院への提示は自分自身の支払いを減らすために必須。今度からは、めんどくさがらずに積極的に保険証を確認してもらいましょう( *´艸`) 

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全国健康保険協会協会けんぽ)の保険証

 

 保険証には種類がある

保険証にはいろいろな種類があります。会社勤めの人は、中小企業「協会けんぽ」や大企業「トヨタ組合等(自分の会社の保険証)」、自営の人は「国民健康保険(市町村)」、公務員の「共済組合」などいっぱいあんねん('Д')! もちろん勤め先が変わると保険証も変わります…そうです、保険証は変わる可能性があるのです。病院はこれを確認しないと請求ができないですし、患者さんは保険証を提示する義務があります。なので、月に1,2回は病院が保険証の確認をします。むしろ、保険証が変わったら次回の診察の時に病院へ伝えてあげると親切ですね( *´艸`)

 

もし保険証を忘れたら…

保険証を忘れて、病院へ提示が出来なかった場合は診療費が100%自己負担となります。それは自己負担分以外を病院はどこに請求すればよいか分からないためです。とりあえず、窓口で高額になりますが支払うしかないです。しかし、病院や薬局によっては診療月に改めて提示があれば、その場で自己負担分以外を返金してくれる所もあります。これは保険組合への請求が月単位で行われるためです(レセプト)。この返金処理は法律上では行う義務はないため、返金してくれるかどうかは病院さん次第になります( ゚Д゚)! 返金期間が1か月であったり、1週間であったりと病院ごとにより対応は様々です。もし、病院で対応してもらえなかった場合は、100%負担で支払った領収証を加入している保険組合へ提出すると自己負担分以外は返金されますよ('◇')ゞ

 

世の中ではペイシェントハラスメント・カスタマーハラスメントのように、患者さんの病院へのかかり方というのが問題になっています。その一つが保険証の未提示でしょう。 前述の通り、保険証の提示は患者さんの義務であり、病院はそれを確認してくれています。中には「前回みせたから別にみせなくてもいいでしょ」と傲慢な方も(+_+)大半の方はそんなことないと思いますが、次回病院へ行くときは気持ちよく保険証を出していきたいですね('◇')ゞ

 

 

愛知県保険医協会「公費負担医療等の手引」

医学通信社「診療報酬点数早見表」

全国健康保険協会公式HP